インプラントとは
インプラント治療とは、失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作成して機能を回復する治療方法です。
固定式であるため入れ歯のようにガタついたりせず、自分の歯とほぼ変わらず噛めるようになります。
インプラントの長所
- 自分の歯と同じような感覚で噛むことが出来、食べ物の味や感触が良くわかる。
- 周りの歯を傷つけない。
- 見た目には自分の歯と殆ど同じようにきれいに仕上がる。
- インプラントがあごの骨に力を加えますから、あごの骨がヤセるのを防ぐと言われている。
インプラントの短所
- 歯を抜くのと同じ程度の手術が必要。
- 強度の糖尿病などの疾患の場合インプラントが出来ないことがある。
- 歯触りがにぶい。
- 保険適用外治療である。
インプラント症例写真
インプラント治療の流れ
▼口腔内の診査
X線写真撮影や、口腔内診査を行いお口の中の状態を調べます。
検査結果をもとに治療計画を立てて、ご説明します
▼治療・歯のクリーニング
必要と判断した場合は、インプラント埋入前にクリーニングや歯周病治療を行います。
▼一次手術(インプラント埋入手術 )
(1) | (2) | (3) | (4) |
奥歯が1本欠損した状態です | インプラントを埋め込むためのホールを顎の骨に形成します | インプラントを埋め込みます | インプラント上部にキャップを取り付けて歯肉で被います |
一次手術後、インプラントと骨と結合するまで、上顎の場合 約4~6ヶ月。
下顎の場合 約2~4ヶ月ほどかかります。
この間に虫歯の治療や歯のクリーニングを行えば、時間に無駄がありません。
▼二次手術(インプラントの頭を出す手術 )
インプラント上部を歯肉から露出させて、歯肉の治癒を促進するための専用キャップを取り付けます。
この操作が二次手術と呼ばれています。
▼支台装置(アバットメント)装着
歯肉が治癒したら、アバットメントと呼ばれる支台装置を取り付けます。
この時点で、インプラントにサポートされた仮歯が入ります。
▼印象採得(型どり)
上部構造(人工歯・クラウン)の型をとります。インプラントの本数が多い場合は、精密な型どり用の装置を作るために予備の型をとります。
▼上部構造の作製・装着
上部構造(人工歯・クラウン)を装着した状態です。見た目は天然歯とほとんど同じです。
▼メインテナンス
期間はお口の中の状態によって異なりますが、1~6ヶ月に一度メインテナンスをします。